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チョッとひと息
U  判決のインパクト
(2005.8.14)
 
 
 2005年2月、東京地裁は、ジャストが、松下のアイコン特許を侵害していることを認め、ジャストにソフトウエア「一太郎」、「花子」の製造中止・廃棄を命じる判決を言い渡した。ジャストは、この判決を不服として控訴したため、侵害の有無は知財高裁で再度判断されることになった。最終的にジャストの敗訴が確定すると、ジャストは自社製品の販売中止や回収を余儀なくされ、大きな損害を蒙ることになる。ところが、控訴によって未確定となった東京地裁の判決でさえも、ジャストにとって好ましくない影響を与えることがある。
 
 例えば、下のグラフに示すように、ジャスダック市場で取引されているジャストの株式の価格は、判決の翌日(2005年2月2日)に、ストップ安にあたる前日比100円安の500円まで急落し、その後しばらくは下落基調を抜け出せていない。もちろん、株価の変動は、ファンダメンタルズをはじめ様々な要因によるものであるが、2月2日の急落および、その後の一定期間の動きは、この判決によるところが大きいと思われる。
 
2004年12月30日から2005年3月18日までの、ジャストの株価の推移(日足)を表すグラフ
ジャスト・松下−グラフ1
 上述のように、株式相場は、今回のような、「最終決定でない」判決にも敏感に反応する。企業は、特許権侵害に関する、このような株価変動リスク(信用リスク)の存在も認識しておく必要がある。
 
  ※その後、XMLドキュメントの新規作成、編集、閲覧などが柔軟に行える総合的な操作環境を実現したソフトウェアアーキテクチャー「xfy technology」を核とした米国進出計画などが好感され、2005年8月17日には、ジャストの株価は900円まで上昇した(xfyは、株式会社ジャストシステムの登録商標)。