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チョッとひと息
]  「塩味えだまめ」
(2007.2.2)
 
 
特許第2829817号
 発明の名称   :「塩味茹枝豆の冷凍食品及びその包装品」
 出願日     :平成5年(1993)5月20日
 登録日     :平成10年(1998)9月25日
 権利消滅日   :平成16年(2004)10月12日 (注1)
 
特許請求の範囲 (注2)
【請求項1】
 豆の薄皮に塩味が感じられ、かつ、
 豆の中心まで薄塩味が浸透している
 緑色の維持された
 ソフト感のある
 塩味茹枝豆の冷凍品。
【請求項2】
 茹枝豆が、
 熱水中でのブランチング及びスチームブランチングの前又は後で、
 少なくとも塩水浸漬処理する
 ことを特徴とする請求項1記載の塩味茹枝豆の冷凍品。
【請求項3】
 請求項1又は請求項2の塩味茹枝豆の冷凍品の、
 緑、青又は赤の有色透明包装材による包装品。

・本発明は、もぎたての新鮮な枝豆の塩茹品を自然解凍するだけで食することができる塩味茹枝豆の冷凍品を提供する。
・こうした塩味茹枝豆の製造方法は、たとえば、枝豆を塩水により約3時間漬け込み、熱湯によるブランチング(ブランチングとは、製品の変色等の変質を防ぐための軽い湯通し等の加工をさす)で1分未満処理した後、スチームブランチングを2〜3分行う工程を含んでいる。

 
注1) 平成15年2月、無効審決(無効2002-35052)において特許を無効とする旨の審決を受け、その後、この審決の取り消しを求めてした審決取消訴訟(平成15年(行ケ)第90号)でも請求が棄却され、平成16年10月、本権利は消滅した。
 無効理由は、進歩性の欠如(特許法29条2項違反)である。従来の塩味枝豆の冷凍品との相違点は「豆の薄皮に塩味が感じられ、かつ、豆の中心まで薄塩味が浸透している」であるが、この点は、従来からの技術的課題として明らかであり、枝豆に塩水浸漬処理を行い、しっかりと味付けをすることは、さや付きのまま調味液に漬け込んで豆そのものに調味液を浸透させたとする文献の記載をあわせ考慮すると、当業者ならば容易に想到しうると判断された。
 また、本件特許権者が、「塩ゆでえだまめ」等の製品を輸入・販売したメーカーを提訴した特許権侵害差止等請求事件(平成14年(ワ)第6241号)においても、「本件特許は、法29条2項に違反してされたものであることが明らかであるから、本件請求は、権利の濫用に当たる」として、請求が棄却された。
 
注2) 特許が認められた当初は5つの請求項であったが、8件の特許異議申し立てにおいて維持決定を受けた過程で、特許権者により上記3つの請求項に訂正された。
 
注3) 本ページにおける発明の名称、出願日、登録日の内容は、独立行政法人 工業所有権情報・研修館の特許電子図書館(IPDL)において提供される特許公報(特許番号=第2829817号)の同項目から取得した情報です。また、請求項1〜請求項3の内容は、判例検索システムにおいて提供される判例情報(事件番号=平成14年(ワ)第6241号)の添付資料1から引用したものです。